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なぜ自家採種を続けるのか?

昨日、このブログでOhana Farmでは自家採種をしていると書きました。

どうして、そんな事をしているのか? 今日は、それについてちょっと書いてみましょう。

発端はナスでした。

思いつきで種を買って栽培したナスがとても美味しかったのです。
そのナスは固定種(後述)でしたが、その時は種をとるなんて思いもよらず、種をとりませんでした。

翌年、同じナスを作ろうと同じ会社から昨年と同じ品種のナスの種を買おうと思いました。
しかし、残念ながら売っていませんでした。理由は「栽培に失敗した」から。種会社が、種をとるための栽培に失敗してしまったのです。

しかし、幸いにも他の種会社で同じ品種の種を売っている事が分かり、それを購入しました。
で、栽培してみたのですが...美味しくありません。

同じ品種なのにどういうことでしょうか?

つまりはこういう事です。
タキイ種苗という種会社があります。
ここの代表的なトマトの品種は、あの有名な「桃太郎」です。

この桃太郎は交配種といって、色々な品種のトマトを掛け合わせて作られた品種です。
毎年、毎年、桃太郎の種を買って蒔いてもきちんと同じように育ち、きちんと同じような実が付き、きちんと同じような味が出るように、タキイ種苗はDNAレベルで桃太郎トマトの種の品質の管理をしています。
だから、昨年の桃太郎トマトと今年の桃太郎トマトは、実の形が違う..なんて事は起きないのです。

しかし、交配種に対して存在する、固定種という品種の野菜は事情が違います。
これは、誰もそんな管理をしていません。
だから、固定種で同じ品種のナスでも、A種苗会社とB種苗会社が販売しているものでは、微妙に実の色や大きさ、形が違うことがよくあります..というか、少し違っていて当たりまえです。

固定種というのは、性質が固定されていて種を蒔けば毎年、同じような性質の作物が育つ..ハズですが、実際は違います。
少しずつ変化しています。育てられている環境に適合したり、他の品種と少し混じったり。

上のA種苗会社とB種苗会社では、何代にもわたって自社で栽培して種をとっていたのでしょう。そのために、同じ品種でも段々とA社とB社の間で性質にズレが生じてしまったようです。

だから、A社の種では美味しかった品種なのに、B社では美味しく無いなんて事が起きたようです。

このナスの場合はあまりにも美味しかったのであきらめきれず、オリジナルの種を探しました。
そしたら、あったのです。
最初、美味しいナスを育てた時に苗が余ったのでそれを人にあげたのですが、その人が種をとっていたのです。

その種を分けてもらって、無事に元の美味しいナスにありつけるようになりました。
それ以来、そのナスはずっと自家採種し続けています。
このナスは、その美味しさからレストランの方から熱望されるナスとなりました。

でも、これも本当は大元のナスからは少しずつ変わってきていると思います。
美味しい株を選んで、種をとっていけば更に良い方向に変化していくのではないかと思います。

ということで、なぜ自家採種を続けているか..でした!

公式サイトの方もご覧下さいね→長野市の農家 Ohana Farm公式サイト

テーマ : 農業
ジャンル : 就職・お仕事

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Author:農園管理人
こんにちは、Ohana Farm (オハナ ファーム)です。

Ohana Farmは長野市にある家族だけで営んでいる農家です。野菜、お米、リンゴ、洋梨を栽培しています。
モットーは、地産地消。
このブログはOhana Farmが地元のお客様に向けて情報を発信していくブログです。

連絡先:
Tel 050-3671-4870(固定電話ですので畑に出ている間は出られません)
メールでのご連絡は、下にあるフォームをご利用下さい。

※Ohanaはハワイ語で「家族」を意味します。

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