チップバーン
いよいよ暑くなってきました。
ですが、暑さに弱いレタスが想像より長く作れているので、少し驚いています。
しかしながら、ここへきてヤバい事になっています。
葉先がこんな感じに茶色くなっています。

これは、暑くて茶色くなったのではありません。また、病気でもありません。
チップバーンと呼ばれる生理障害です。
葉先にカルシウムが十分に行き届かなくて発生する障害です。
じゃあ、土にカルシウムが足りないのかというと、問題はそう単純ではありません。
他の栄養素との相対的な問題だからです。
それに、カルシウムが十分に土の中にあっても、それを吸収しにくくする状況が作り出されている事も考えられます。
温度が高いと、カルシウムは水に溶けにくくなります。そこへ温度が高いために成長が早まる事も手伝って、よけいに十分なカルシウムが組織(ことに成長する部分)へ届きにくくなります。
今回のレタスは、トウ立ちに強い代わりにこのチップバーンが出やすい品種ということも手伝っています。
来年は、何か一工夫しなくてはなりません。
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