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土壌分析

昨日、新たに借りる事になった畑へ行って、土のサンプルをとってきました。

とってきたこの土を肥料店が持っている分析所へ送り、土壌分析をしてもらいます。

この肥料店は、専門のスタッフと設備を備えているので安心して分析をお願いできます。

すでに素性が分かっている畑なら、自分で持っている分析キットで分析するのですが、今回は新たに借りる畑で全く素性が分かりません。

基礎的なデータとなるために、信頼できる業者へ分析をお願いします。
サンプル1点に付き8000円以上の費用がかかります。

ところで、なぜ土壌分析をするのでしょうか?

作物を健全に生育させるためには、土の中の養分がバランスよく整えられていなくてはなりません。

ほとんどの方が納得し、異を唱える人はほとんどいないと思いますが、でも、このバランスを整えるために実際に実際に何かを行っている農業者はさほど多くないのが実態です。

こんな地味なことより「これを撒けば、生育抜群、病気にかからず、何でもオッケー」みたいな、刺激的なキャッチコピーに釣られて、高価な資材を買う人が多いのです。

でも、こういったものを使うより、きちんと土を分析して知る方が、ずっとずっと先にやっておくべき事だと私は考えています。

世界的に食料が高騰してニュースになっていますが、実は肥料も相当値上がりしています。

例えば、ようりんという肥料があります。ホームセンターでも青い袋に入って売られています。

10年ほど前、この肥料は20kg一袋が200円程度でした。今では1000円を越えました。

重焼燐は1400円から3200円に..有機栽培に使えるカリ肥料なんて、今は20kgで5000円近くします。

きちんと、土壌分析を行う事によって、無駄な肥料を使わずに済みます。
肥料がこれだけ高騰してくると、例え少々費用をかけて分析しても節約できる肥料代の方が大きくなる可能性が十分にあります。

それに、適正な量の肥料を施すことによって、作物がより健全に育ち、農薬も少なくて済み、収量も上がり、味もよくなります。まさにいいことずくめ!

土は1年でガラッとは変わりませんから、毎年毎年続けて、土を理想の状態へ近づけていく事が大切です。

頭ではきっと分かっているのでしょうが、実際に行動に起こせない農家がまだたくさんいます。

毎年、同じ肥料を同じ量だけ漫然と施しているだけ...農協のせいではありません。今は農協だって、きちんと土壌分析をしましょうと呼びかけています。組合員にはタダで分析をやってくれるところもあります。

要は、本人の気持ち次第。

これを読んでいる農家の方も、一度、自分の畑の土の状態をきちんと把握してみませんか?

テーマ : 農業
ジャンル : 就職・お仕事

燃えろ! 直売所!

燃えろ! といっても直売所に火をつける訳ではありません。
熱く燃えろという事です。


直売所には、並べられている農産物は、どのような経緯で出荷されているのでしょうか。ちょっと想像してみましょう。

・家庭菜園で沢山作ってあまったもの
・農家が栽培したけど規格外で出荷できなかったもの
・高齢者の生き甲斐対策、お小遣い稼ぎ

どれも決して悪くないです。
ですが、こういった品物だけ並べているだけで、やってくるお客さんに「何か」を伝えられるのか、いつも疑問に思っています。

直売所は地域の食のかなめとなる可能性をもっている場所です。

一般家庭の食のみならず、郷土食や伝統食、学校給食、加工食品、地域の外食産業との連携、とにかく地域の食に関してあらゆる事が直売所を中心にして展開していくのが、私はもっとも理想的な形だと思っています。

今の時期、どの直売所も冬場の品揃えに悩んでいると思います。
また、夏になればナスやキュウリが山のように出荷されて、それはそれでまた悩むところだと思います。

もちろん、品揃えをどうしていくか、売り場や包装をどうやったら売れるかという目先の問題は解決していかなければなりませんが、これからはただ物を売る場所以外としての直売所の存在意義を、そろそろ打ち出して行く必要があるのではないかと私は思います。

農家のハネ出し物の売り先、高齢者のお小遣い稼ぎの場..ただこれだけの存在意義からは、そろそろ脱却すべきだと思います。

今のままでは、主な作り手であるお年寄りが居なくなったらオシマイですよ、直売所。

燃え始めろ! 直売所!

公式サイトの方もご覧下さいね→地産地消を勧める長野市の農家 Ohana Farm公式サイト


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なぜ自家採種を続けるのか?

昨日、このブログでOhana Farmでは自家採種をしていると書きました。

どうして、そんな事をしているのか? 今日は、それについてちょっと書いてみましょう。

発端はナスでした。

思いつきで種を買って栽培したナスがとても美味しかったのです。
そのナスは固定種(後述)でしたが、その時は種をとるなんて思いもよらず、種をとりませんでした。

翌年、同じナスを作ろうと同じ会社から昨年と同じ品種のナスの種を買おうと思いました。
しかし、残念ながら売っていませんでした。理由は「栽培に失敗した」から。種会社が、種をとるための栽培に失敗してしまったのです。

しかし、幸いにも他の種会社で同じ品種の種を売っている事が分かり、それを購入しました。
で、栽培してみたのですが...美味しくありません。

同じ品種なのにどういうことでしょうか?

つまりはこういう事です。
タキイ種苗という種会社があります。
ここの代表的なトマトの品種は、あの有名な「桃太郎」です。

この桃太郎は交配種といって、色々な品種のトマトを掛け合わせて作られた品種です。
毎年、毎年、桃太郎の種を買って蒔いてもきちんと同じように育ち、きちんと同じような実が付き、きちんと同じような味が出るように、タキイ種苗はDNAレベルで桃太郎トマトの種の品質の管理をしています。
だから、昨年の桃太郎トマトと今年の桃太郎トマトは、実の形が違う..なんて事は起きないのです。

しかし、交配種に対して存在する、固定種という品種の野菜は事情が違います。
これは、誰もそんな管理をしていません。
だから、固定種で同じ品種のナスでも、A種苗会社とB種苗会社が販売しているものでは、微妙に実の色や大きさ、形が違うことがよくあります..というか、少し違っていて当たりまえです。

固定種というのは、性質が固定されていて種を蒔けば毎年、同じような性質の作物が育つ..ハズですが、実際は違います。
少しずつ変化しています。育てられている環境に適合したり、他の品種と少し混じったり。

上のA種苗会社とB種苗会社では、何代にもわたって自社で栽培して種をとっていたのでしょう。そのために、同じ品種でも段々とA社とB社の間で性質にズレが生じてしまったようです。

だから、A社の種では美味しかった品種なのに、B社では美味しく無いなんて事が起きたようです。

このナスの場合はあまりにも美味しかったのであきらめきれず、オリジナルの種を探しました。
そしたら、あったのです。
最初、美味しいナスを育てた時に苗が余ったのでそれを人にあげたのですが、その人が種をとっていたのです。

その種を分けてもらって、無事に元の美味しいナスにありつけるようになりました。
それ以来、そのナスはずっと自家採種し続けています。
このナスは、その美味しさからレストランの方から熱望されるナスとなりました。

でも、これも本当は大元のナスからは少しずつ変わってきていると思います。
美味しい株を選んで、種をとっていけば更に良い方向に変化していくのではないかと思います。

ということで、なぜ自家採種を続けているか..でした!

公式サイトの方もご覧下さいね→長野市の農家 Ohana Farm公式サイト

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プロフィール

農園管理人

Author:農園管理人
こんにちは、Ohana Farm (オハナ ファーム)です。

Ohana Farmは長野市にある家族だけで営んでいる農家です。野菜、お米、リンゴ、洋梨を栽培しています。
モットーは、地産地消。
このブログはOhana Farmが地元のお客様に向けて情報を発信していくブログです。

連絡先:
Tel 050-3671-4870(固定電話ですので畑に出ている間は出られません)
メールでのご連絡は、下にあるフォームをご利用下さい。

※Ohanaはハワイ語で「家族」を意味します。

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